強制わいせつ致傷などの疑いで逮捕されたスポーツ用品大手アルペン会長の水野泰三容疑者(72)=名古屋市東区=が、被害者の40代女性と会員制交流サイト(SNS)を通じて事件当日に初めて会ったとみられることが11日、捜査関係者への取材で分かった。
愛知県警中署は、現場のホテルで何らかのトラブルになったとみて、詳しい経緯を調べている。
水野容疑者は昨年11月29日午後、名古屋市中区にあるホテルの客室で、女性の背後から首を絞め、体を触るなどのわいせつな行為をした上、女性の現金10万円と運転免許証を盗むなどした疑いで、今月10日に逮捕された。
署によると、女性は3週間のけが。
水野容疑者は「もみ合いになったが、暴力やわいせつなことはしていない」と容疑を否認している。